福寿草　第29話

福寿草
イ・ユリ
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ユン・アジョン
チョン・チャン

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福寿草　第29話

なんてこと！
ヨナは妊娠3カ月だったよ。
今までいろんな事があったけど良く大丈夫だったね～。
それを知った同室の乱暴なボスが急に優しくなったよ。
自分にも娘がいて辛い思いをしているらしい。
居心地がちょっとだけ良くなったし、「ゾルバ」と名乗る人からの絵はがきにも勇気づけられてる。
実はガンウクからなのに、ヨナは昔を思い出してた。
それは、ゾルバという本をユンジェにあげたこと。
だから、心の中ではユウンジェが書いてくれてると思っているんじゃないかな。

そのユンジェは、ユラの祖母から責められて婚姻届を提出しちゃったよ。
ユンジェからは愛情を全く感じられないのに、ユラはそれでも幸せなんだ。
一生懸命にユンジェを助けるように祖母に頼んでいたくらいだもん。
でも、この人を可哀想だなんて少しも思えない。
これからもっと地獄が待っていると思うよ。

ヨンスンはヨナに凄く協力的で、色々なことを報告してくれてる。
行方が分らなくなったギョンスクとスエも捜してくれてた。
わざわざ面会に来たユラからギョンスクは療養所、スエは施設に入ってるって聞いたからね。
ギョンスクは可哀想なことに、身体が動かない状態になってた。
スエも施設から出て、迷子になってしまったよ。
でも、保護された警察で、連絡先を言ったのがパク刑事の携帯だったのよ。
この間こっそりユラの携帯を見た時に番号を覚えていたんだよ。
連絡を受けたパク刑事はユラに電話してた。
これで、少しは何か進展があるといいんだけどなぁ。