福寿草　第105話

福寿草
イ・ユリ
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福寿草　第105話

ヨナはやっとテヤンに会えたんだよ。
「テヤン」と声をかけても「僕はジュンヒョクだよ」って言い返すところが悲しい。
ユンジェが「名前はテヤンで、この人が本当の母親だ」と説明したけど、ユンジェは自分が父親だと言わなかったよ。
淋しかったなぁ。
二人で名乗りを上げてヨナとユンジェの絆も出来るかと思ったけど、未だにちゃんと見つめ合うこともない。
このふたりは無理なの？

火事の事故の後に環境が変わるテヤンも可哀想だねぇ。

手術室に入ったガンウクを助けたくて、ミンジャはジュリア会長から盗み取った財産を急いで返す準備をしてた。
ガンウクがいれば何もいらないから全部返すってことらしい。
泣きながらガンウクやユンジェに必死に謝るミンジャだったよ。

ジュリア会長は自分が手術を受けた医師に連絡して助ける手立てを考えてた。

でも、みんなの願いは届かなかった。
ガンウクはヨナとユンジェに見守られながら笑みを浮かべて息を引き取ったよ。
しかもユンジェに、ヨナとテヤンと幸せになるように言うなんて...。
最後までガンウクは優しい人だった。

ヨンスンからガンウクがゾルバだと聞かされたばかりだったのに、こんなことを聞いたらヨナは余計に辛い。

ユンジェも自分の顔を洗う余裕もなく、煤だらけだった。
こんな時になってユンジェとガンウクが兄弟らしくできるなんて...。
そして、ガンウクの遺影がいい顔だった。

一人逃げてるユラはどこまで頑張れる？
ガンウクが死んだことを知ったテイルは、かなり激怒して捜しまわっていたし、警官も回っている。
いくら夜だからって限度があるでしょ。

民宿で、パンをかじりながらテレビを見るユラだった。
テレビではユニの事故から遡ってヨナがどういうふうに犯罪者に仕立て上げられたか、そしてユラが全部の罪をヨナにかぶせたことをドキュメンタリーで放送してた。
もちろんパク刑事のこともインソクのことも話してた。
証拠の録画テープも流してた。
誘拐のこともしっかり流されてたよ。

そして、テイルにユンジェも加わってユラがいる部屋に！
往生際が悪いユラだから窓から逃げるつもりらしい。
この人、本当に諦めが悪くて驚いちゃう。

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