冬鳥　第34話

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冬鳥
パク・ソニョン
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ファン・ジョンウム

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冬鳥
冬鳥　第34話

ジフンを渡したらこうなるって分ってたのよね～。
衝動的だったから余計に後悔ばかりなんだと思う。
ジフンを家に連れて帰ったギョンウのお母さんは確かに嬉しそうだったけど、ジフンの世話をずっと出来るような人ではないはず。
ヨンウンがジフン恋しさのあまり戻って来ると思っているからね～。
ギョンウもさ、ヨンウンが「愛しているならジフンを返して」って懇願する様子を見てジフンをヨンウンのもとへ連れて来たのになぁ。ヨンウンに渡そうとした瞬間にお母さんに目の前で奪い返されるとは...。
ギョンウも少しは変わってきたかも...って思ったのはやっぱり間違いだった。
「ジフンが家にいれば会いたくなってヨンウンが帰って来るから待っていればいい」ってお母さんに言われたらその気になってたもの。
本当にいつになったら一人立ちできるのかしら。

ドヒョンのお母さんはジフンを渡したって聞いて、これで離婚してドヒョンと一緒になるつもりじゃないかって心配なのよ。
ヨンウンの気持ちを考えたら会いに行くのも控えるのに、今まで「お母さん」として一緒に暮らした人なら到底言えないことを平気で言ってしまうところが冷たい。
自分の家族と世間体だけが大事なのよ。もう、充分にヨンウンにはお母さんの気持ちが分っているっていうのに。
ドヒョンの気持ちもヨンウンにどれだけ伝わっているんだろう？
こんなに家族と壁を作っているとは思っていないよ。最近は自分のことしか考えていないような気がする。

この重い流れの中で、ヒジンの家族が楽しくていい。ヒジンのお母さんは嫌な姑じゃないし、ユラも言いたいことは言うけど裏がない。ヒジンの彼も優しい。
もしかしたら、お金がないって思っていたこの彼は財閥の息子だったりして...？
残念ながらそんなことありそうにない。