狂気の愛　第38話

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狂気の愛　第38話

あのビルのク社長が交通事故で危篤と聞いて、急いで駆けつけたギョンスだったけど、既に亡くなっていた。
テサンがわざと交通事故を起こしたのかと思ったら、お酒を飲んで車に轢かれてしまったらしい。
帰宅するとテサンはテレビを見ながら笑っていたよ。
そんな姿を軽蔑するようにじっと見るギョンスだった。

告別式に行ったギョンスにク社長の妻は、ギョンスのことを信じていたし、死を無駄にせず入居者たちを助けてほしいと話していた。
ギョンスはきっと強く決心したんだろうなぁ。
テサンの所に行って訴訟を取り下げることはないと言いきった。
テサンはドスの利いた声でギョンスを脅し始めたよ。
それでも、ギョンスはひるまなかった。

事務所にはビルの入居者が来てギョンスを責め立てていたし、辛い立場のギョンスが兄のお墓に行った気持ちが分る。
そして、酔ってミソの家の近くまで行って、ミソに慰められて...。

テサンに言われて告別式に行ったジェヒョクは、ク社長の息子に「下を向かず歯を食いしばって頑張るんだ」って言い聞かせてた。
ジェヒョクもテサンに仕えているけど、色々と感じるところはたくさんあるだろうな。

ミソは食品会社の採用面接に行ったけど、そこの面接官にミンジェの妻だったって分ってしまって、ひどい言われ方だった。

家に帰るとジョンヒが料理コンテ見ていて、ミソもコンテストに出る決心をしてた。
うまくいくといいけど。
ミソは結婚前にCKの開発部で働いていたんだ。
牛骨スープを凍らせて料理に使う方法はその時のアイディアだったらしい。
コンテストに向けて頑張ろうとしているミソがいい感じ。

いつものようにお弁当を売っていた時に、ミソのバッグを盗んだ少年がいて、ジェヒョクの子分にぶつかったために恐れをなしてバッグを落としたまま逃げて行ったのよ。
そのバッグを拾ったのはジェヒョクだった。
その中には、例の大事なブレスレットが入っていて、失くしたミソは辛いけど、それを見たジェヒョクは複雑だった。
何しろ、ウンジュのものだと分っても、持ち主が誰なのか分らないから少年を捕まえて聞くしかない。

ジェヒョクは頻繁にお弁当を買いに行かせているのに、まだミソとウンジュが繋がらない。

今回、また過去が明らかに。
なんと、ギョンスとの結婚に反対していたギョンスの兄をヘリョンが階段から落としてして殺したのよ。
何のためらいもなく車椅子を押して付き落としてた。
その後始末をしたのはテサンだったらしい。
いくらなんでもヘリョンはおかしいでしょ。
それをかばうテサンも普通じゃない。