狂気の愛　第45話

狂気の愛
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狂気の愛　第45話

やっぱりミソはギョンスの気持ちに応えることはなかった。
気持ちは同じなのに無理してる。
一度はギョンスといた公園から去ったものの、また戻って辛そうなギョンスをそっと見ているくらいだからね。
ギョンスが落としたカナダの写真をちゃんと拾って帰っていた。

ユジョンは会社の極秘事項の連絡等をジェヒョクに頼むことにしたのよ。
だから、ユジョンの所に来ていたジェヒョクとミソとナヨンがばったり会ってしまって、優しくミソに話しかける仮面をかぶったナヨンの言葉に呆れるジェヒョクだったよ。
ナヨンと二人になった時に、同じ部屋で働くことを知って、「ミソに何かしたら黙ってない」って言い渡すジェヒョクだった。
ナヨンがミソを憎むのは、養子先が入れ替わっただけが理由ではなくて、ジェヒョクがミソをずっと好きだからだと思うよ。

ジェヒョクに何を言われようと、ナヨンがミソを放っておくはずがない。
何しろ、ミソの企画が商品化されてしまったら自分の立場がない。
だいたい、社長と副社長が対立していることは誰もが知っていることなのに、ナヨンのいる部屋にミソ達を一緒にしておくことがおかしいでしょ。
ミソのパソコンを勝手に見て状況は把握済みのナヨンだから怖い。

プレゼンに向けて頑張って完成させた資料も机上に置いたままで、パソコンもパスワードもかけてなかったのか、ナヨンに全部自由にしてくださいって感じだったよ。

その通り、プレゼン前に資料はないしパソコンからもファイルが消えていることに気付く何てことになってしまった。
USBを渡した印刷所にジョンヒが行っている間に、ミソは試作品を試食してもらうことで時間を稼ぐことに。
そのために濃縮スープをチャンギに持参するように依頼して、ちょうどチャンギに会いに行ったギョンスが一緒に届けて時間短縮に。
役員たちはみんな褒めていたから、いい感じだと思った矢先ミョンジャの「時間稼ぎしてるだけ」にミソは、どうしてこの試作品が必要なのか、忙しい母親たちの味方になるものだと強調して話していた。
その説明にも説得力があって良かったらしい。

そうなると、自分では何もしないミンジェが「君が大丈夫って言ったのに！」ってナヨンに怒ってしまう自分勝手さ！

ユジョンはミョンジャに承諾を得ずに他の会社との合併を進めていたらしく、ミソの試作品が成功すれば合併はうまくいくきっかけになるってことで、更にナヨンもミンジェも憤慨してた。
ミンジェは昔の乱暴さをミソの前であらわにしていた。
会社にいられては困るから出ていくように言うミンジェに、はっきり断るミソ。
そうなると以前のように殴ろうとするわけよ。
そこにまたギョンスがミンジェの手を押さえてミソを守る！
いいところに来てくれるよね。
でも、「おまえたちはまだ付き合っていたのか」ってミンジェは言っていたよ。
本当にミソが不倫していたと未だに思ってるんだ！