ホセのお母さんからセビョクのロシア行きの話を聞いたスビンは、ロシアに行かせるためには直系親族の記入欄がないとダメなことを知って、急にセビョクを養子にしてあげようってお祖母さんに話したのよ。
家族みんなはスビンの優しさから養女になれるんだって思ってしまうことに...。
冗談じゃない。ホセはスビンの本性を誰かに話すべきだわ。
それに、セビョクがいなくなれば上手くいくと思っている浅はかな考えがどうかしてる。
ホセがスビンを愛していないってことが問題だと思うんだけど。
だから、ホセはお母さんをあんなに怒らせてまで婚約破棄の話をしたのにね~。
人事課ではロシア行きは他の人に決まっていたよ。
それなのに個人的理由で人を変更しちゃうって、怖い世界だわ。
お祖母さんは、セビョクを養女にしてもいいって、みんなに発表したよ。
お母さんは大喜びでセビョクに連絡して、すぐに手続きを始めたのよ。
セビョクは今まで一人っきりだったから、家族が出来る嬉しさは想像以上のものだと思う。
その嬉しさがセビョクの表情に良く出ていたわ。
それにしても、ホセとスビンの言い争いはひどい。
あれじゃ、ホセが我慢して結婚したとしても上手くいくはずがない。
だって、ホセの心にはセビョクしかいないよ。
スビンと結婚しないってセビョクにはっきり言ってた。
セビョクへのサンダルのプレゼントも心がこもってた。
スビンさえ現実を受け止めればいいだけなのに。
ソヨンと結婚するために仕事をおろそかにしてきたことが今頃になってテヨンにのしかかってる。個人的には優秀なのに、女癖が悪いってことで、どこの講師も受からない。
このままでは職種変更しないと就職できないと思うよ。
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